Ibukiマジシャンの大学と学歴の真相|高専出身サラリーマンが世界一になるまでの軌跡

Ibukiマジシャンの大学と学歴の真相|高専出身サラリーマンが世界一になるまでの軌跡

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「ibuki マジシャン 大学」と検索する方は多いですが、Ibukiさんは大学には進学していません。

学んでいたのは東京都立産業技術高等専門学校、いわゆる「高専」です。

この記事では、Ibukiさんの学歴の真相から世界一に至るまでの軌跡を詳しく解説します。

Ibukiマジシャンの大学と学歴|高専で航空宇宙工学を学んだ世界王者の素顔

Ibukiさんの学歴を調べると「大学」というキーワードがよく出てきますが、実際には大学ではなく高等専門学校の出身です。ここでは学歴の真相から、マジックとの出会い、そして世界一に至るまでの道のりを順に見ていきます。

  • 大学ではなく高専出身の真相
  • 航空宇宙工学とマジックの両立
  • 小学3年生で始まったマジック人生
  • 東急ハンズの実演販売で腕を磨いた日々
  • サラリーマン兼業で世界一になった理由

大学ではなく高専出身の真相

Ibukiさんの最終学歴は、東京都立産業技術高等専門学校です。大学ではありません。高等専門学校、通称「高専」は、中学卒業後に入学する5年制の教育機関で、一般的な高校や大学とは異なる独自のカリキュラムを持っています。

Ibukiさんがこの学校を選んだ理由は2つありました。1つ目は、もともとものづくりが好きだったこと。「ものづくり工学科」があるこの高専に惹かれたそうです。そして2つ目の理由が、なんと奇術部があったこと。マジックを本格的に続けたいという思いが、進学先の決め手のひとつになっていたというのは、Ibukiさんらしいエピソードです。

高専では2年生からコースが4つに分かれます。Ibukiさんが選んだのは航空宇宙工学コース。「将来有望そうだなぁって軽〜い気持ちで入りました」と本人は笑って話していますが、このコースで学んだ精密な技術への感覚が、後のマジックにも活きているのかもしれません。

検索で「大学」と調べる方が多いのは、高専という教育機関が一般的にあまり馴染みがないことが理由でしょう。5年制の課程を修了しており、専門性の高さでいえば大学の工学部に匹敵する教育を受けています。

航空宇宙工学とマジックの両立

航空宇宙工学の勉強は決して楽ではありませんでした。レポートや課題に追われる日々の中で、Ibukiさんの心の支えになっていたのが奇術部の存在です。「奇術部があったからなんとか学校に通えてた気がします」と本人が語るほど、マジックは学生生活の原動力でした。

高専の奇術部ではステージマジックが主流で、部員全員がステージで演じることを求められました。Ibukiさんはそれまでクロースアップマジック、つまり至近距離で見せるマジックしかやったことがなく、最初は「学校選びミスった」と思ったそうです。先輩に半ば押される形でステージマジックの練習を始めました。

ところが、いざ取り組んでみると予想外にハマってしまいます。音響、照明、幕裏のスタッフと一体になって作り上げるステージマジックの達成感は、クロースアップにはないものでした。先輩に連れられて大学生の発表会を観に行ったことも、ステージの魅力に目覚めるきっかけになったといいます。

奇術部では部長も務めました。航空宇宙工学の精密な学問と、観客を魅了するマジックの芸術性。一見かけ離れた2つの分野を同時に追いかけた高専時代が、Ibukiさんの土台を作ったことは間違いありません。

小学3年生で始まったマジック人生

Ibukiさんとマジックの出会いは、はるか幼少期にさかのぼります。

ボーイスカウトのクリスマス会

小学3年生のとき、所属していたボーイスカウトのクリスマス会にマジシャンがやってきました。目の前で繰り広げられるマジックに心を奪われたIbukiさんは、その場でトランプをプレゼントしてもらいます。もともとテレビのマジック番組が大好きだった少年にとって、それは運命的な出来事でした。

もらったトランプで自分でもやってみようと、独学でマジックの世界に飛び込みます。本やDVDを読み漁り、人にも教わりながら、少しずつ技術を磨いていきました。小学生が独学でマジックを始めるというのは珍しいことですが、この自発的な学びの姿勢が、後の世界一につながる第一歩だったといえます。

高専の奇術部でステージに開眼

中学卒業後、高専に進学したIbukiさんは奇術部に入部します。クロースアップ一筋だった少年が、ここで初めてステージマジックと出会いました。

最初はロープマジックから始めました。クロースアップにも応用できそうだという理由で選んだ演目でしたが、練習を重ねるうちにステージ特有の表現の幅広さに魅了されていきます。クロースアップが「気軽に魅せられる」魅力を持つ一方で、ステージマジックにはチームで作り上げる独特の達成感があると気づいたのです。

この時期にクロースアップとステージの両方を経験したことが、のちにFISMで披露する演技の構成力に大きく影響しています。

東急ハンズの実演販売で腕を磨いた日々

高専在学中、Ibukiさんは東京の渋谷・新宿・池袋にある東急ハンズで手品道具の実演販売を担当していました。「普通のバイトめんどうだし、手品を使ってお金を稼げたら絶対楽しいなぁ」という動機で始めたそうです。

マジックバーやストリートマジックという選択肢もありましたが、まだ高校生の年齢だったため、安全で確実に給料がもらえる場所を選びました。知り合いのマジシャンの紹介で東急ハンズに入り、3店舗を掛け持ちするほどの活躍を見せます。

実演販売で特に心がけていたのは、お客さんの表情を常に観察することでした。買い物の途中で足を止めてくれた人が、マジックに引き込まれすぎて本来の用事に行きづらくなっていないか。そうした細やかな気配りを忘れずに、自分自身も楽しみながらパフォーマンスを続けていたといいます。

この経験は、単なるアルバイト以上の意味がありました。毎日のように初対面の観客を相手にマジックを披露することで、観客との距離感や間の取り方を体で覚えていったのです。「マジックをしていなければ出会ってなかったであろう人たちに出会えた」とIbukiさんは振り返っています。世界一のマジシャンの「見せ方の感覚」は、東急ハンズのフロアで磨かれた部分も大きいのではないでしょうか。

サラリーマン兼業で世界一になった理由

高専卒業後、Ibukiさんは航空エンジニアとして企業に就職しました。マジシャン一本ではなく、サラリーマンとの兼業を選んだのです。

この選択には明確な理由があります。「自分がやりたいマジックは、本当に自分が好きなこだわり抜いたマジック。営業先に持って行くとなると、その場のお客様に合わせてコーディネートしなきゃいけない。自分がこだわり抜いたマジックだけをしたいなら、このスタイルなのかな」。

マジシャン一本でも食べていけるだけの実力がありながら、あえて兼業を選ぶことで、妥協のないマジックを追求する自由を手に入れたわけです。

平日5日間はサラリーマンとして働き、朝と夜に練習。土日はマジックショーやコンテストに出場するという生活を続けました。会社側も土日の活動に理解を示してくれたといいます。

こうした二足のわらじを履きながらも、2023年から2025年にかけて全日本クロースアップマジック選手権を3連覇。さらに2025年のFISMでグランプリを獲得するという、前人未到の成果を上げました。サラリーマンとマジシャンの兼業だからこそ生まれた「こだわり」が、世界の頂点に立つ原動力になったといえます。

Ibukiマジシャンの大学級の実績|FISM日本人初グランプリの全軌跡

Ibukiさんの実績は、大学どころか世界最高峰のレベルに達しています。ここからは、国内コンテストの制覇からFISMグランプリまで、その圧巻の軌跡をたどります。

  • 国内コンテスト総なめの快進撃
  • ボタンマジックが世界を驚かせた
  • 「君の名は」動画と新海誠リツイートの反響
  • チーム体制と今後の活動
  • Ibukiマジシャンの大学と経歴まとめ

国内コンテスト総なめの快進撃

2023年、Ibukiさんはマジック界に彗星のごとく現れました。2月にチャレンジャーズライブin東京で優勝とピープルズチョイス賞をダブル受賞。同じ月に第8回Rising Star Close-up & Stage Contestでも優勝を果たします。

4月にはJapan National Championship of Magicで優勝に加えてオーディエンスアワードも獲得。5月の全日本クロースアップマジックコンクールでは2位に入りました。わずか数か月の間にこれだけの結果を残したのですから、マジック関係者の間で大きな話題になったのは当然です。

2024年に入っても勢いは止まりません。Japan National Championship of Magicで日本最高位を受賞し、The Japan Cup 2024でも優勝。COIN VENTION 2024の第1回コインコンテストでも優勝を収めました。9月にはFISMアジア大会のクロースアップ・マイクロ部門で3位に入り、世界への切符を手にします。

そして2025年、3年連続で全日本クロースアップマジック選手権のチャンピオンに輝きました。国内の主要コンテストをほぼすべて制覇した上での世界挑戦。それがFISM 2025でした。

ボタンマジックが世界を驚かせた

2025年7月、イタリア・トリノで開催されたFISM 2025。「マジック界のオリンピック」とも称されるこの大会で、Ibukiさんはクロースアップ・マジック部門グランプリとマイクロマジック部門1位をダブル受賞しました。日本人がFISMでグランプリを獲得するのは、1970年の初参加以来、実に55年越しの史上初の快挙です。アジア人としてもわずか3人目という歴史的な偉業でした。

洋服のボタンが縫いつく独創的な演技

Ibukiさんが世界を驚かせたのは、洋服のボタンを使った独創的なマジックです。ダブルジャケットについた4つのボタンに手をかざすと、ボタンが縫いついた状態のまま移動していきます。ボタンを切って並べると、またいろんなところに移動し、さらに縫いついてしまう。「とにかく”縫いついていく”」という、これまで誰も見たことのないマジックでした。

TBSの「ラヴィット!」に生出演した際には、約20分間にわたって特別構成のマジックを披露。ボタンが手の中から消え、ハンカチの中に移動し、最後にはハンカチに完全に縫いつけられるという演出に、MCやゲストも絶叫しました。ワインのコルクを使ったマジックでは、出演者全員が総立ちになるほどの衝撃を与えています。

Mr.マリック・セロからの称賛

日本を代表するマジシャンたちからも、称賛のメッセージが寄せられました。

Mr.マリックさんは「上手、不思議、面白いだけではグランプリはとれません。派手なまやかし、巧妙な仕掛け、誰かの影を感じる演技、FISMの審査員は見抜きます。その審査員全員の心を掴んだIbukiさんに心から敬意を表します」とコメント。技術だけでなく、オリジナリティこそが世界一の条件だと語っています。

セロさんも「マジックで一番難しいのは、それを簡単に見せること。まさにその本質を体現してくれました」と称えました。世界のトップマジシャンたちが認めた実力。それがIbukiさんのボタンマジックです。

「君の名は」動画と新海誠リツイートの反響

Ibukiさんの名前が広く知られるきっかけのひとつに、かつてX(旧Twitter)に投稿した「君の名は。」の楽曲に合わせたマジック動画があります。映画の音楽にシンクロさせてカードやコインを操る映像は、見る人を一瞬で引き込む完成度でした。

この動画は、なんと映画の監督である新海誠さん本人がリツイート。それをきっかけに爆発的に拡散し、再生回数は200万回を超えました。高専生だったIbukiさんの存在が、マジックファン以外の層にも一気に広まった瞬間です。

残念ながら現在この動画は削除されており、見ることはできません。あまりの反響の大きさに批判的なコメントも増えたことが理由とも言われています。しかし、音楽とマジックを融合させるセンスはこの頃からすでに際立っており、のちのFISMでの演技にもつながる表現力の片鱗がうかがえます。

チーム体制と今後の活動

Ibukiさんのマジックは、一人で完結するものではありません。グランプリ受賞の裏には、強力なチームの存在がありました。

せとな・HISAとの三人体制

Ibukiさんの活動を支えるのは、演出・構成作家のせとなさんと、マネジメント担当のHISAさんです。トリックの制作はIbukiさん自身が担当し、それをどう見せるかをせとなさんが演出。そしてHISAさんが活動全体をマネジメントするという三人体制で世界に挑みました。

Ibukiさん自身も「この受賞は、決してひとりでは成し得なかったもの。アクトの演出を担ったせとな、そしてマネジメントを支え続けてくれたHISA、共に歩んできたチームの存在に、心から感謝しています」とコメントしています。個人競技に見えるマジックの世界でも、頂点に立つにはチームワークが不可欠だということを証明しました。

テレビ出演とこれからの展望

FISM受賞後、Ibukiさんのメディア露出は一気に増えました。TBS「ラヴィット!」での受賞後初の生出演を皮切りに、日本テレビ「news every.」、TBS「ひるおび」、NHK総合「テレビ×マジック 奇跡の超進化スペシャル」、テレビ朝日「徹子の部屋」など、数多くの番組に出演しています。NHK WORLDの「Direct Talk」では海外向けにも紹介されました。

BE:FIRSTの公式YouTubeチャンネル「LEO’s Recommend」にも登場するなど、マジックファン以外の層にも活動の幅を広げています。2026年4月にはスイスのマジックコンベンション「SWISS MAGIC GRENCHEN」のガラショーに出演が決定しており、世界を舞台にした活動がさらに加速しています。

「この受賞をきっかけに、もう一度日本にマジックブームの風を巻き起こしたい。その先頭に立つ存在として、これからも挑戦を続けてまいります」。Ibukiさんのこの言葉どおり、サラリーマン兼業の世界王者は、まだまだ走り続けるつもりです。

Ibukiマジシャンの大学と経歴まとめ

  • Ibukiさんは大学ではなく東京都立産業技術高等専門学校(高専)出身
  • 高専では航空宇宙工学コースで学び、奇術部の部長を務めた
  • 小学3年生のとき、ボーイスカウトのクリスマス会でマジックと出会った
  • 高専在学中に東急ハンズ3店舗で手品道具の実演販売を経験
  • 卒業後は航空エンジニアとサラリーマン兼業でマジック活動を継続
  • 2023〜2025年に全日本クロースアップマジック選手権を3連覇
  • FISM 2025でクロースアップ部門グランプリとマイクロマジック部門1位をダブル受賞
  • 日本人初・アジア人3人目のFISMグランプリ獲得という歴史的快挙を達成
  • 洋服のボタンを使った独創的なマジックが世界中のマジシャンから高い評価を受けている

Ibukiさんの経歴は、大学に行かなくても世界の頂点に立てることを証明しています。高専で培った技術者の視点と、幼少期から磨き続けたマジックへの情熱。その2つが融合したからこそ、誰も見たことのないボタンマジックが生まれました。今後の活躍からますます目が離せません。

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