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華優希さんがなぜ宝塚を退団したのか、トップ娘役として早い卒業だっただけに気になった方も多いのではないでしょうか。
華優希さんは2019年4月に花組トップ娘役に就任し、約2年2か月後の2021年7月に退団しました。
在任期間の短さや、コロナ禍と重なった時期だったことから、ネット上ではさまざまな憶測も飛び交いました。
この記事では、退団発表から千秋楽、退団後までの流れを、本人の言葉と報道をもとに整理します。
目次
華優希の退団理由は?トップ就任から約2年での決断
- 退団発表は2020年11月
- 本人が語った退団への思い
- 早い退団と言われた背景
- 退団をめぐる噂の真相
まずは、退団発表の内容と、そのとき本人が語ったことから見ていきます。
退団発表は2020年11月
華優希さんは1993年11月13日生まれ、京都府京都市出身です。2014年に100期生として宝塚歌劇団に入団し、2015年に花組に配属されました。
| トップ娘役就任 | 2019年4月29日(明日海りおの相手役) |
| 2人目の相手役 | 柚香光(2019年11月から) |
| 退団発表 | 2020年11月16日 |
| 退団公演 | 「アウグストゥス―尊厳ある者―」「Cool Beast!!」 |
| 退団日 | 2021年7月4日(東京宝塚劇場千秋楽) |
| トップ娘役として出た大劇場公演 | 3作 |
宝塚歌劇団は2020年11月16日、華優希さんが翌2021年7月4日の東京宝塚劇場公演「アウグストゥス―尊厳ある者―/Cool Beast!!」の千秋楽をもって退団すると発表しました。
発表を伝えたデイリースポーツによると、華優希さんはトップ娘役として出る大劇場公演が3作での卒業となりました。トップ娘役に就いてからの期間は、約2年2か月です。
発表があったのは、柚香光さんとのトップコンビ大劇場お披露目公演「はいからさんが通る」の東京公演が千秋楽を迎えた翌日でした。コロナ禍で延期と短縮が続いたお披露目公演を終えた直後の発表だったことになります。
本人が語った退団への思い
退団発表を受けて、華優希さんは記者会見に臨みました。朝日新聞は会見を伝える記事に、華優希さんの言葉として「幸せ強く感じて」という見出しをつけています。
トップ娘役という立場を、本人はどう受け止めていたのでしょうか。2019年のトップ娘役就任時、スポーツ報知のインタビューで華優希さんは「人生で一番の驚きでした」と話していました。明日海りおさんの相手役に選ばれたことについては、「本当に奇跡のよう」とも語っています。
立命館中学校・高等学校の創立120周年サイトのインタビューでも、トップ娘役就任の話を受けたときは「最初は信じられませんでした。私が?と恐縮する気持ちもありながら、目の前のことをがむしゃらにクリアしていった印象です」と振り返っています。
2021年4月、退団公演の初日を迎えた華優希さんは、スポーツ報知の取材に「最後まで挑戦し続けたい」と話しました。退団公演の「アウグストゥス」では、柚香光さん演じるオクタヴィウスと心を通わせる娘ポンペイアを演じ、「あなたに会えてよかった」というサヨナラ公演らしいセリフも用意されていたそうです。
本人の言葉から見えてくるのは、トップ娘役の立場を奇跡のように受け止め、最後まで目の前の舞台に挑み続けようとした姿です。
早い退団と言われた背景
華優希さんの退団が「早い」と受け止められた背景には、トップ娘役時代の多くがコロナ禍と重なったことがあります。
2019年11月に明日海りおさんが退団し、柚香光さんがトップスターに就任しました。二人のトップコンビの大劇場お披露目は、華優希さんの当たり役でもある「はいからさんが通る」の再演で、2020年3月に開幕する予定でした。
ところが新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、開幕は同年7月17日までずれ込みます。デイリースポーツによると、開幕後もクラスターが発生し、予定されていた51日間64公演は、わずか19日間20公演に短縮されました。
トップ娘役としての時間のうち、舞台に立てない期間が長く続いたことになります。在任期間そのものより、実際に舞台に立てた期間の短さが、「早い退団」という印象を強めたといえそうです。
一方で、退団公演の報道では、華優希さんは入団8年目での卒業と紹介されています。本人のキャリアで見れば、入団から8年目での節目だったわけです。
退団をめぐる噂の真相
ネット上には、華優希さんの退団について「退団させられたのではないか」といった憶測も見られます。
しかし、そうした説の根拠となる公式情報や本人の発言は確認できませんでした。退団の具体的な経緯について、この記事では推測で補うことはしません。
確かなのは、退団後の歩みが順調に続いているということです。2021年7月4日に退団した華優希さんは、わずか1週間後の7月11日に、ミュージカル『マドモアゼル モーツァルト』への出演が発表されました。演じたのはモーツァルトの妻コンスタンツェで、宝塚時代の相手役・明日海りおさんとの再共演でした。
その後、2022年1月からジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属し、舞台『千と千尋の神隠し』『キングダム』やドラマに出演しています。2026年秋に始まるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』への出演も決まっています。
退団後も明日海りおさんや柚香光さんとの縁は続いており、2022年のOggiのインタビューでは、自分にとってのヒーローに二人の名前を挙げていました。
華優希の退団理由と最後の日々|千秋楽から退団後まで
- 無観客の千秋楽で伝えた感謝
- 一生忘れない最後の拍手
- 退団の日に決めた芸の道
- 華優希の退団理由まとめ
ここからは、退団公演の最後の日々と、退団後に本人が語ったことを見ていきます。
無観客の千秋楽で伝えた感謝
退団公演は、2021年4月2日に兵庫・宝塚大劇場で幕を開けました。ところが、緊急事態宣言により4月26日から公演が中止になります。
華優希さんと、同じ公演で退団する2番手スター・瀬戸かずやさんの本拠地卒業セレモニーを行うため、5月10日の大劇場千秋楽は無観客で上演され、ライブ配信されました。宝塚大劇場の歴史で初めての無観客公演でした。
サヨナラショーでは、100期生として初舞台を踏んだ作品「TAKARAZUKA 花詩集100!!」の曲で同期と共演し、当たり役の「はいからさんが通る」など代表作のナンバーを歌いました。
セレモニーでは、前トップの明日海りおさん、現トップの柚香光さんの名前を挙げ、「素晴らしいお2人の隣で歴史の一端を担わせていただき、たくさんお方々に支えられ、ここまで歩んでこられたことを心から幸せに思います。宝塚大劇場が世界で一番好きな場所です」とあいさつしています。
無観客の千秋楽では、印象的な場面もありました。
スポーツ報知によると、セレモニーの後に柚香光さんが真ん中に立つと、華優希さんは照れくさそうにした後で「柚香さん、愛してます~!」と叫びました。そして「この空間でお伝えしたかった」と話しています。
柚香光さんは「いろいろあったもんね…」と、前年のお披露目公演の中止や延期を耐え抜いたパートナーをねぎらったそうです。
コロナ禍で思うように舞台に立てない時期を一緒に過ごした相手役へ、最後の日に思いを言葉にした場面です。相手役への感謝を最後まで大切にしていたことが伝わってきます。
一生忘れない最後の拍手
退団公演の日々を、華優希さんはのちにこう振り返っています。
立命館中学校・高等学校の創立120周年サイトのインタビューで、華優希さんは「私の退団公演も、開幕後に緊急事態宣言が出て、千秋楽の無観客公演以外はすべて中止になってしまいました」と振り返っています。
それでも、観客の前で行われた最後の公演は、今も心に残っているそうです。ショーの中でトップスターとデュエットダンスを踊った後、ラストだからとセンターを譲ってもらい、一人で最後のあいさつをしたといいます。
「お客様から、もう信じられないくらいの大きな拍手をいただいたんです。ただ大きいだけでなく、一つ一つの音から、応援してくださった方々のさまざまな思いや声が聴こえてくるような拍手でした」
本人はこの拍手を「生涯忘れられない思い出」と表現しています。思うように舞台に立てない日々が続いたなかで、最後に観客の拍手を直接受け取れたことが、華優希さんにとって大きな意味を持っていたことが分かります。
退団の日に決めた芸の道
宝塚を退団した後、華優希さんは俳優として活動を続ける道を選びました。
2022年のOggiのスペシャルインタビューは、見出しで「退団日に芸の道を続けたいと決意、退団後の初舞台でその気持ちが大きく強いものに」と伝えています。退団した日に、これからも芸の道を歩むと決めていたわけです。
インタビューでは、退団後は自由な時間が増え、何年も会えていなかった人に会いに行ったとも話していました。退団した同期がアパレルや会社勤めなどそれぞれの世界で頑張っている姿に刺激を受け、自分も頑張ろうと思ったそうです。
また、「タカラヅカは夢の世界だから、自分の醜くて汚い部分を見せるのはご法度だと思っていました」とも語り、これからは自分の中にある生々しい感情も芝居に生かしていきたいと話しています。
宝塚の娘役として生きた日々を終え、一人の俳優として新しい表現に向き合う。退団は、華優希さんにとって終わりではなく、次の舞台への出発点だったといえます。
華優希の退団理由まとめ
- 華優希さんは2019年4月に花組トップ娘役に就任し、2021年7月4日に退団した
- 退団発表は2020年11月16日。トップ娘役としての大劇場公演は3作だった
- トップ娘役時代の多くがコロナ禍と重なり、お披露目公演は延期と短縮が続いた
- 「退団させられた」といった説は、公式情報や本人の発言では確認できない
- 宝塚大劇場の千秋楽は史上初の無観客で、「柚香さん、愛してます~!」と感謝を伝えた
- 観客の前での最後のあいさつで受けた拍手を「生涯忘れられない思い出」と語っている
- 退団日に芸の道を続けると決め、退団1週間後には次の舞台への出演が発表された
華優希さんの退団について、公式に語られていない経緯を推測で埋めることはできません。それでも本人の言葉をたどると、トップ娘役の時間を奇跡のように受け止め、コロナ禍の中でも最後まで舞台に挑み続けた姿が見えてきます。
そして退団の日には、もう次の道を見据えていました。今も舞台や朝ドラで活躍を続ける姿が、その決断の答えといえそうです。

